緑茶・煎茶セール ・ 更新 8月12日

お茶の産地表示の読み方 単一産地とブレンドを表記で見分ける

緑茶 茶葉 産地|編集部

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#産地表示 #原料原産地 #ブレンド #静岡茶 #鹿児島茶 #日本茶業中央会 #買い方

お茶のパッケージに出てくる「静岡茶」「鹿児島県産」「国産」といった産地の書き方には、法律で決まっている表示と、業界の自主基準による産地銘柄の2種類があります。どちらを見ているのかが分かると、同じ棚の商品を値段で比べられるようになります。値引きセールの記事ではありません。

white ceramic teacup on brown wooden table(緑茶・煎茶セールのイメージ)
イメージ写真/撮影 Na visky / Unsplash
セール指標
終了日未公表
終了日未公表の理由期間限定のセールではなく、価格に左右されない表示の読み方の記事のため終了日はありません。
仕組み買い方のコツ(産地表示の読み方)
内容産地の表示は、食品表示法の原料原産地表示(義務)と、日本茶業中央会の自主基準による産地銘柄の2系統があります。前面の「静岡茶」と裏面の「静岡県産」は根拠が違う表示です。値引き情報ではありません。
確認方法裏面の原料原産地→前面の産地銘柄(ブレンド表記の有無)→100gあたり単価、の順に見る
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※価格・割引・期限は変動し、予告なく終了する場合があります。購入前にAmazonの商品ページでご確認ください。

解説

お茶を選ぶときに産地を見る人は多いのですが、パッケージに出ている産地の文字は1種類ではありません。性質の違う表示が同じ面に並んでいるので、そこを分けて読めると、価格差が何に対するものなのかが分かります。

この記事は値引き情報ではなく、表示の読み方の整理です。

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■ 産地の表示は2系統ある

1つ目は、食品表示法にもとづく原料原産地表示です。これは義務表示で、原材料名の近く、または一括表示の枠の中に書かれます。国内で製造・加工された加工食品では、原材料のうち重量割合がいちばん高いものの原産地を表示します。茶葉が国産なら「国産」、都道府県まで書く場合は「静岡県産」のような書き方になります。複数の産地を混ぜている場合は、原則として重量の多い順に並びます。

なお、製品の重量に占める茶葉の割合が50%に満たないものは、この個別ルールの対象外になります。ティーバッグや粉末で他の原材料が多い商品では、茶葉の産地が義務表示として出てこないことがあるわけです。

2つ目は、産地銘柄です。「静岡茶」「鹿児島茶」「狭山茶」といった、商品名やパッケージ前面の大きな文字で使われる表示がこれにあたります。こちらは食品表示法の義務表示ではなく、公益社団法人日本茶業中央会が定める「緑茶の表示基準」という業界の自主基準の対象です(同会のサイトで公開されており、2019年3月に改正版が出ています)。

つまり、前面の「静岡茶」と、裏面の一括表示の「静岡県産」は、根拠が違う表示です。前者は銘柄としての名乗り、後者は法律上の原産地です。

■ 買うときに見る順番

実務的には、次の順で見ると迷いません。

第一に、裏面の一括表示で原料原産地を確認します。ここが「国産」なのか、特定の県名なのか、あるいは複数国が並んでいるのかで、中身の大枠が決まります。

第二に、前面の産地銘柄に「ブレンド」の語があるかを見ます。産地銘柄を強調しながら他の産地を混ぜる場合には、ブレンドであることを示す表記が求められます。逆に言えば、単一の産地名だけが書かれている商品と、「○○茶ブレンド」と書かれている商品は、中身の考え方が違います。配合の具体的な条件は自主基準の本文に定められているので、厳密に確認したい場合は日本茶業中央会の基準を参照してください。

第三に、価格を100gあたりに直します。産地銘柄が付いた商品は、同じ棚の「国産」表示の商品より高いことが多いのですが、その差が味の差なのか、名乗りの差なのかは表示だけでは分かりません。100gあたり単価をそろえてから、飲み比べで判断するのが確実です。

■ ブレンドは品質が低いという話ではない

誤解されやすいのですが、ブレンドは劣った選択ではありません。日本茶の仕上げは合組(ごうぐみ)と呼ばれるブレンドの工程を含むのが普通で、産地や品種、摘採期の違う茶葉を組み合わせて味を整えます。単一産地・単一品種の茶は、その年の作柄がそのまま出ます。

したがって、買う側の判断は「ブレンドか単一か」ではなく、「毎年同じ味がほしいのか、その年の個性がほしいのか」になります。毎日飲む常用の茶なら、味が安定しているブレンドのほうが向くことが多いです。

■ 表示から分からないこと

産地表示は、次のことを保証しません。

摘採期(一番茶か二番茶か)は別の表示です。「新茶」「一番茶」と書かれていなければ、産地が有名でも二番茶以降の可能性があります。価格差の大きな要因はむしろこちらです。

品種も別です。「やぶきた」「さえみどり」などの品種名は、書いてあれば手がかりになりますが、義務表示ではありません。

仕上げ加工の場所も、産地表示とは別の情報です。茶葉の産地と、荒茶を仕上げた場所が違うことは普通にあります。

■ まとめ

裏面の原料原産地で中身の大枠を確認し、前面の産地銘柄で「単一かブレンドか」を見て、最後に100gあたり単価で比べる。この3手で、産地の文字に引っ張られずに選べます。産地銘柄の配合条件を厳密に知りたい場合は、日本茶業中央会の「緑茶の表示基準」が公開されているので、そちらが一次情報です。

使い方・探し方の手順

  1. 裏面の一括表示で原料原産地を見る。「国産」か県名か、複数国が並んでいるかで大枠が決まる
  2. 前面の産地銘柄に「ブレンド」の語があるかを見る。単一産地名だけの商品とは中身の考え方が違う
  3. 価格を100gあたりに直してから比べる。産地銘柄の差が味の差とは限らない
  4. 毎日飲む常用の茶は、味が安定するブレンドのほうが向くことが多い
  5. 摘採期(新茶・一番茶)は産地表示とは別の表示。価格差の要因はむしろこちら
  6. 品種名(やぶきた・さえみどり等)は義務表示ではない。書いてあれば手がかりになる
  7. 配合条件を厳密に確認したいときは日本茶業中央会の「緑茶の表示基準」が一次情報

対象商品と価格

対象商品
原料原産地表示食品表示法にもとづく義務表示。重量割合1位の原材料の原産地。複数は原則として重量の多い順
対象外になる場合製品の重量に占める茶葉の割合が50%未満のものは個別ルールの対象外
産地銘柄「静岡茶」「鹿児島茶」等。日本茶業中央会「緑茶の表示基準」(自主基準・2019年3月改正版が公開)の対象
ブレンド表記産地銘柄を強調して他産地を混ぜる場合に必要
表示から分からないこと摘採期(新茶・一番茶)/品種/仕上げ加工の場所はいずれも別の表示
比べ方100gあたり単価にそろえてから飲み比べる

確認日時点で出典・商品ページに表示されていた金額です。空欄は確認できなかったもので、推定値は入れていません。価格・対象・期限は変動するため、購入前にAmazonの商品ページでご確認ください。

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こんな人に産地名で選んでいるが価格差の理由が分からない人に向きます。すでに銘柄と摘採期で選び分けている人には既知の内容です。

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茶葉の量と湯量を計算する

茶種を選んで湯量を入れると、必要な茶葉の量・湯温・浸出時間が出るページを用意しています。数値は出典のあるものだけを載せ、出典リンクを各行に付けています。手元の茶葉のパッケージ表記から計算することもできます。

お茶の淹れ方 計算・早見表(茶葉の量と湯量)を開く

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参考: www.nihon-cha.or.jp / www.nihon-cha.or.jp(8月12日確認)

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