セールの探し方 ・ 更新 8月5日
お茶は3煎使えば1杯8.3円、1煎で捨てると25円|ペットボトルと比較
緑茶 茶葉 100g|編集部
1杯150mlに揃えて比べます。茶葉100g・1,000円を1杯2.5g・3煎まで使えば1杯約8.3円ですが、1煎で捨てると1杯25円になり、2Lペットボトル(1杯あたり約15円)を上回ります。つまり得かどうかを決めているのは価格ではなく煎の回数です。手間を時給で金額化すると、少量ずつ淹れる場合はペットボトルが安くなることもあります。
解説
「ペットボトルのお茶は高い、茶葉のほうが安い」とよく言われます。だいたいそのとおりなのですが、どれくらい安いのかを数字で答えられる人は少ない気がします。ここでは、感覚ではなく計算で比べる手順を書きます。値引きセールの記事ではないので、この記事はいつ読んでも同じように使えます。
まず比べる単位をそろえます。ペットボトルは容量で、茶葉は重さで売られているので、そのままでは比べられません。共通の単位として「1杯(150ml)あたりいくらか」を使います。湯呑み1杯がおおよそ150mlなので、日常の感覚とも合わせやすい単位です。
Amazonで「緑茶 茶葉 100g」の価格を見るペットボトル側の計算は簡単です。525mlのペットボトルが1本100円なら、150mlあたりは 100 ÷ 525 × 150 で約29円になります。2Lのペットボトルが200円なら、200 ÷ 2000 × 150 で15円です。同じ商品でも容量が違えば単価は倍ほど変わるので、まずここを揃えて見る必要があります。
茶葉側は少し手順が要ります。必要なのは3つの数字です。
1つ目は茶葉の値段と量。仮に100gで1,000円の煎茶とします。1gあたり10円です。
2つ目は1杯に使う茶葉の量。煎茶では1人あたり2〜3gが標準的な目安とされます。ここでは2.5gとします。
3つ目が見落とされやすいのですが、何煎まで淹れるかです。煎茶は同じ茶葉で2〜3回淹れられます。3煎まで淹れるなら、2.5gで3杯ぶんになります。
この3つを掛け合わせます。2.5g × 10円 = 25円が茶葉のコストで、それを3杯で割ると1杯あたり約8.3円。ペットボトル525ml(29円)と比べると3分の1以下、2L(15円)と比べても半分ほどです。
ここで大事なのは、3煎目を淹れるかどうかで結論が動くことです。1煎で捨てるなら1杯25円になり、2Lペットボトルとほとんど変わらなくなります。「茶葉のほうが安い」が成り立つのは、ちゃんと2煎目・3煎目まで飲む場合だ。この前提を書かずに比べている記事が多いように思います。
次に手間を同じ土俵に乗せます。手間はゼロ円ではないので、金額に直してみます。
茶葉で淹れる場合にかかるのは、湯を沸かす時間・淹れる時間・急須を洗う時間です。合わせて1回あたり5分とします。仮に自分の時間を時給1,000円と置くと、5分は約83円です。3杯ぶんを1回で淹れるなら1杯あたり約28円。茶葉代8.3円と足して36円ほどになります。
この計算だと、ペットボトル525ml(29円)のほうが安いという逆転が起きます。ここが面白いところで、「茶葉が安い」は原価だけを見た話であって、手間を金額に直すと成り立たなくなることがある。
では茶葉に勝ち目がないかというと、そうでもありません。効くのは2つです。
1つは、まとめて淹れること。急須で3杯淹れるのも、冷茶ポットで1L淹れるのも、手間はほとんど変わりません。1Lなら150ml換算で約6.6杯ぶんです。同じ5分で6.6杯を作れば、手間の単価は1杯13円まで下がります。茶葉代と合わせて21円ほどで、525mlのペットボトルより安くなります。
もう1つは、手間を「ついでの時間」に置くこと。湯を沸かす3分が完全に拘束される時間なら83円ですが、その間に別のことをしているなら実質の負担はもっと小さい。ここは人によって違うので、自分の生活に合わせて置き直してください。
まとめると、比べ方は次の順序になります。ペットボトルは容量で割って150mlあたりを出す。茶葉は「1gあたりの値段 × 1杯の茶葉量 ÷ 淹れる煎数」で出す。そのうえで、1回の作業で何杯ぶん作るかを決めて手間を割り振る。この3ステップで、感覚ではなく数字で判断できます。
最後に、この計算がいちばん効くのは夏の水出し茶です。水出しは湯を沸かす工程が要らず、ポットに茶葉と水を入れて冷蔵庫に置くだけなので、手間の単価が大きく下がります。しかも一度に1L作るのが普通なので、まとめ淹れの効果も同時に効く。夏場にペットボトルのお茶を毎日買っている人は、ここだけ置き換えると差がはっきり出るはずです。
本記事は2026年8月5日時点の一般的な目安に基づいて書いています。茶葉の価格・使用量・淹れられる煎数は商品によって異なるため、実際の数字はお手元の商品の表示でご確認ください。
使い方・探し方の手順
- 比べる単位を「1杯150mlあたりいくらか」にそろえる
- ペットボトルは 価格 ÷ 容量ml × 150 で150mlあたりを出す
- 茶葉は 1gあたりの値段 × 1杯の茶葉量(煎茶で2〜3gが目安)を計算する
- それを何煎淹れるかで割る。3煎まで飲むかどうかで結論が変わる
- 手間を金額に直す。1回5分・時給1,000円なら83円を、その回に作った杯数で割る
- まとめて淹れると手間の単価が下がる。1Lなら150ml換算で約6.6杯ぶん
- 水出しは湯を沸かす工程が無く、1Lまとめ作りが前提なので手間の単価がいちばん下がる
対象商品と価格
| 対象商品 |
|---|
| ペットボトル 525ml・100円150mlあたり約29円(100 ÷ 525 × 150) |
| ペットボトル 2L・200円150mlあたり15円(200 ÷ 2000 × 150) |
| 茶葉 100g・1,000円(1杯2.5g・3煎)1杯あたり約8.3円(2.5g × 10円 ÷ 3杯) |
| 同じ茶葉を1煎で捨てる場合1杯25円。2Lペットボトルとほぼ変わらない |
確認日時点で出典・商品ページに表示されていた金額です。空欄は確認できなかったもので、推定値は入れていません。価格・対象・期限は変動するため、購入前にAmazonの商品ページでご確認ください。
Amazonで「緑茶 茶葉 100g」の在庫と価格を確認するこんな人に夏場にペットボトルのお茶を毎日買っていて、茶葉に替えるか迷っている人向けです。手間を含めた実際の差を数字で確認できます。
ここがポイント
- ペットボトルと茶葉は「1杯150mlあたり」にそろえて比べる
- 茶葉100g・1,000円を1杯2.5g・3煎で使うと1杯約8.3円
- 1煎で捨てると1杯25円になり、2Lペットボトル(15円)に近づく
- 手間を時給で金額化すると、少量ずつ淹れる場合はペットボトルが安くなることもある
- まとめ淹れと水出しが、茶葉側の単価をいちばん下げる
茶葉の量と湯量を計算する
茶種を選んで湯量を入れると、必要な茶葉の量・湯温・浸出時間が出るページを用意しています。数値は出典のあるものだけを載せ、出典リンクを各行に付けています。手元の茶葉のパッケージ表記から計算することもできます。
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参考: www.amazon.co.jp / www.o-cha.net(8月5日確認)